揚重から続編

施工日誌

こんにちは。

今回のブログは以前の続編になります。

揚重が無事終わり、いざ躯体解体という流れです。

早速今回の施工概要に行きましょう!

現場はこんな感じです。

4F部分の解体が終わり3Fのスラブ上に解体機がいます。

廃材投下口

ここから廃材を下へ下ろし、トラックに積み込みます。

今回の解体工法は「階上解体」と言いまして

上層から下層へ、上から下へ解体機が降りてきます。

解体した廃材はダメ穴と言われる投下口を利用して下まで降ろし、

トラックに積み込みます。

考えた人、頭よすぎますよ本当に、、、、、

近年では超大型の建物の解体の増加から、大手ゼネコンさんが様々な新工法を

続々と打ち出しています!!

素晴らしいですね!!!!

脱線しますがご紹介!!!!

ブロック解体


高層ビルの解体において採用例が多い方法の一つで、タワークレーンを設置して上の階から順番に「ブロック単位」に切断し、吊り降ろす工法です。

建物を囲む足場は、地上から建物全てを囲う場合と、施工する階とその上下階にユニットの足場を組む場合があります。

だるま落とし式解体


下の階から解体して行く工法です。建物の1階あるいは地上付近の柱を切断して、ジャッキを設置して建物を支え、その階の解体が終わるとジャッキダウンをして降りて来た階の柱を切断、ジャッキで支えながら解体、という手順を繰り返します。

下の階から徐々に低くなって行くので「だるま落とし」のように見えることからそう呼ばれています。

上部閉鎖式解体


建物の上部に、天井クレーンなどを設置した移動可能な閉鎖型の解体設備を作ります。

解体設備の中でその階の解体作業を行い、終わると解体設備と共に下階へ移動して行きます。

解体したガラなどは天井クレーンを使って建物の内部から降ろすため、粉塵や騒音などを大きく低減させることができます。

このように、大きなビルの解体には様々な工法があり、建物の形状や立地条件、コストなどを考えた上で最適な解体工法が採用されています。

大手ゼネコン各社も次々に解体工法を開発!
さらに近年、西松建設「MOVE HAT」、大林組「QBカットオフ工法」、清水建設「シミズ・リバース・コンストラクション工法」、鹿島建設「鹿島カットアンドダウン工法」、大成建設「テコレップシステム」、竹中工務店「竹中ハットダウン工法」など、大手ゼネコン各社も競い合いながら新しい解体工法を次々に開発しています。

特に「作業員や周辺環境への安全性」「作業効率の良さ・コスト削減」「環境面への配慮」などがしっかりと考えられており、その技術は世界でも類を見ないほどと言われています。

日本の解体工事レベルはまだまだ上がる
現場は防護壁などに囲まれているため目にする機会は少ないかも知れませんが、大きなビルの解体にはたくさんの技術や工法、計算や工夫が取り入れられているんですね。

今後まだまだ新しい技術が開発されて行くことと思いますが、何よりも作業員の皆さんや周辺への安全が確保されるような工法が開発されることを期待したいですね。

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