次世代散水機!!

施工日誌

こんにちは!

今回はマニアックな散水機編です!

解体工事では粉塵がどうしても発生してしまうので、散水を行い粉塵を抑制するのですが、ただ散水と言ってもいろいろありまして。。

水道から直接ホースを繋ぐこともあれば、何らかの二次散水設備を経由し圧力をかけてより遠くに飛ばす方法もあれば、と様々です。

一戸建て民家でしたら前者で問題ないのですが、大型重機を稼働する大規模な現場では到底太刀打ち出来ないので、何らかのユニットを使います。

従来の散水機といえば「ガラシャワー」と呼ばれる大型散水機で、水を溜めるタンクに発電機、ポンプが一体になったものを使用するのが多いと思います。

ガラシャワー
詳細

こちらは圧力が高く物凄い勢いで排出するのですがサイズが大きく、輸送コストや重量、狭い現場や階上解体現場では使いずらかったり、ゼネレーターの騒音やゼネレーターの燃料等課題が多かった印象です。

今回日立建機日本様が丸家工業株式会社様と共同開発した散水ユニットをデモ使用してみました!

現場は12階建SRC造、地上高35mの建物の解体工事現場です。

給水は40mm、動力は100v電気です。

電気は仮設電源を引き込んでいます。

散水機

早速メーカーさんがセットアップしに来所されました。

まだデモ段階で市場に出回っていない為、詳細は非公開ですがユニット自体小型で、600mmの枠組み足場内に収まるサイズで設計されている為、まさに解体現場に特化している印象です。

ちなみにラインナップは100v・200vで、200vのユニットは900mm枠組み足場に収まる設計です!

さすがです!

口金形状

給水口は消防、ホースはか20mmカムロックをセットして頂きました。

こちらは自在に変換可能で、お好みの仕様を実現できる様です。

素晴らしいの一言!

圧力計や水温計も備わっています!

ガラシャワーと比べ、見た目が一目瞭然でタンクを背負っていないので取り扱い安い、キャスター付きなので安易移動可能、質量も軽量で小型BHで吊り上げ可能、水圧も申し分なく現場はお喜びです!!

散水状況

写真は10F部分の躯体解体中です。

躯体解体

十分な水量です!

〜使用した感想〜

素晴らしいの一言です。

弊社施工現場は狭い現場や、階上解体現場がメインですので、この様な製品を待っていました。。

価格も安価めに設定される様ですので尚更助かります。。

・取り扱いがシンプルで簡単

・コンパクトに収納可能

・エンジンを使わず、電源動作

・静か

・輸送コスト大幅削減を実現

・積み下ろしや積み込みが楽

メリットしかありません!

近い将来、現場にある二次散水設備はこちらが主流になるでしょう。

メーカー様の頑張りがあって、我々施工業者は助かり生産性の向上に繋がっています。

益々より良い製品の開発、心より応援しております!

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